情報量では負ける個人投資家の戦い方

情報量で個人投資家機関投資家に劣る。そういった中でどうやって戦っていくか。考えられる方法はいくつかある。

 

1、アナリストがチェックしていない小型株専門でいく。

機関投資家は何千億、何兆円という金額を運用しているケースがたくさんある。そういう人たちは時価総額の低い小型株には目もくれない。そんな銘柄には大して資金を突っ込めないから大きく値上がりしても全体の収益にはほとんど影響ないからだ。具体的には時価総額1000億以下の銘柄にはほとんど資金をいれないそうだ。それに合わせてアナリストも時価総額の低い銘柄はほとんど調査しない。機関投資家が興味を持つ大型株の調査ばかりする。だから小型株は個人投資家同士の戦い。ここにチャンスを見出す。

 

 

2、市場の短期志向を利用し、逆張りで行く。

市場は常に近視眼的。そして、ファンドマネージャーは常に目先の結果を求められる。5年後10年後なんて悠長なことは言ってられない。だから相場は常に目先の悪材料に大きく反応しがち。ここを逆張りで大きく張る。リーマンショックなんかはいい例だ。

 

 

3、仕事に関わる分野に投資する。

どんな仕事をしていても自分の業界に関することなら知識がついてくる。自分の仕事の業界に関することならアナリストより詳しくなることは難しくはない。アナリストやファンドマネージャーは色んな業界を調べるからそれぞれの業界については通り一遍のことしか知らないことも多いはず。企業の本当の強みや業界のこれからの変化をいち早く感じ取ることができる可能性も高い。ただし、言うまでもなくインサイダーに引っかからないように注意。

 

 

4、消費者としての強みを生かす。

私たちは投資家である前に消費者でもある。実際の商品の売れ行きが決算の数字に表れて公表されるまでにはタイムラグがある。自分がその企業のユーザーならその現場の状況をいち早く知ることができるし、数字には表れない消費者の生の感想を知ることもできる。但し注意点が2つある。

 

1つ目は、大企業の商品の売れ行きはすぐに報道されるから先回りが難しいということ。例えばポケモンGO、プレステ、iPhone等有名大企業の売れ行きなどはすぐに報道されて消費者としての強みを生かすのが難しい。この点でもマスコミに報道されにくい小型株のユーザーが有利。

 

2つ目は、その売り上げが全体売上の内訳を知らなきゃ意味がないということ。例えば、ある商品が今までの2倍の売上をあげたとしても、その商品が全体の売上の1割しかないとせいぜい全体の1割増の貢献しかない(他の売上が変わらなかった場合)。

 

 

5、機関投資家の後追いのコバンザメ投資。

いわゆるトレンドフォロー。そこそこ時価総額が大きく徐々に上がりはじめている銘柄に投資していくやり方。

 

 

6、これらを諦めてインデックス投資

結局アクティブに色々売買したところで大半の人はインデックスに負けるというデータが一般的。一生懸命考えてやったところで何も考えずインデックスファンド(ETF)買い続けた人に負けるのはバカらしいが大半の人がそうなっているのが現実のようだ。

 

それでも今のところ自分はインデックス投資をやるつもりはない。もっと儲けたいと思っているからだ。インデックス投資を推奨している堅実な人から見れば馬鹿に見えるだろうがそんなことは関係ない。各々が自分の信じる道で投資すればいい。儲けても損しても自分の金。自分が納得してれば誰にも文句を言われる筋合いはないのだから。